家に着き、弟がとんでもないことを行ってきた。




あ、弟というのは、1つ下の小6の、野村 皐月。[のむら さつき]




生意気で、意地悪で…。




小学生だっていうのに、彼女いるし。




「母さん!コイツ男と一緒に帰ってたよ!」





……ん?!




見られてたの!?



「うそ!?ひよみ!彼氏いるの!?」




お母さんに、問い詰められる。




皐月め~…!



後で覚えてろ…!




「しかも!その男めっちゃイケメンだよ!姉ちゃんなんかには、もったいねぇくらい!」



あんたねぇ…




「さっきから黙ってれば、結構酷いこと言ってるねぇ~…?」




私がそう言うと、





「んなこと、どーでもいいから!で、彼氏なの!?」




お母さんが割り込んできた。




まだいたのー!お母さん!…





「私だって、好きな人くらいいるし!」



「え?!まさか姉ちゃんの一方的な片想い!?」




「皐月…本当にうるいんだけどー!彼氏だってばー!……あ。」





「へえ?彼氏いたのね!」



お母さん…。



喜んでるし。