【完】初恋あめ。

「はぁ~あんたたち、やっとくっついたのね~…。」



遥がそういう。えっ?



どーいうこと?




「やっとって…?」




「あんたたちが、両思いってことくらい、クラス全員ってくらいが知ってたわよ!」




へっ?!




ってことは、知らなかったのって、



本人達だけ、ってことですか!?




「そーなの!??…」



そう言うと、遥は呆れたような


顔をする。



「まぁ、おめでと!こっち側からしたら、なかなかくっつかなくて、結構イライラしてたんだからね(笑)」




「そうそう(笑)」



良樹くんも納得してるし…




「ってことは良樹!てめぇ今まで知らないフリして応援してたってことか?」



「え、いやぁ…まぁ、うん!!ハハッ」



「てめっ……俺があんだけ悩んでたっていうのに…!」




えっ、悩んでたの!?



な、なんも知らなかった…。





っていうか、そんなサラッと言われるとドキドキするよ…




それから色々からかわれ、私達は家へ帰った。