「沙蘭ママぁ? 私よ、西田酒店の龍之介。お酒を持ってきたわよ」
「サンキュー龍之介! ちょっと待ってね!」
インターフォンがガチャリと切れると、中からパタパタと足音がした。
「用があるのなら、貴方も店に入ったら?」
「今アルバイトを探していて……履歴書も、なにも用意していないんです。改めて出直します」
「あーら! 大丈夫よ。ここのママ、細かいことはあまり気にしないから」
――そうなのかなぁ? このまま面接を受けさせてくれるかしら……。
「龍之介お待たせ! カウンターを開けたから運んで……あら? 貴方は?」
「サンキュー龍之介! ちょっと待ってね!」
インターフォンがガチャリと切れると、中からパタパタと足音がした。
「用があるのなら、貴方も店に入ったら?」
「今アルバイトを探していて……履歴書も、なにも用意していないんです。改めて出直します」
「あーら! 大丈夫よ。ここのママ、細かいことはあまり気にしないから」
――そうなのかなぁ? このまま面接を受けさせてくれるかしら……。
「龍之介お待たせ! カウンターを開けたから運んで……あら? 貴方は?」

