復讐ストーカーゲーム2

 チャラッとアクセサリーを揺さぶり、意外と逞しい逆三角の背を向け、爽やかに去っていった。


――見た目とは真逆な人だわ……あっ、しまった! お名前を聞くのを忘れてしまった。あーもう、私って本当にドジ! まぁ……今度で良いか。今は仕事を見つけるのが優先だ。


気を取り直し、もう一度肩からトートバックを提げ、真正面に視線をやると、一つの張り紙が目に付いた。


――あれって広告かしら? 


そっと近づき、白い用紙に書かれている文字を目で追った。


女性限定1名募集。仕事内容・接客や調理のお手伝い。時給2000円。18時~0時。


――時給2000円!!!! 


接客や調理は得意だし、0時と遅いけど……凄く良い条件かも!