「雨花ちゃん元気? 一度ゆっくり話してみたいって思ってたの。今度はいつ連れてくるの?」
雨花と別れてから何日も経ったある日。
いつも通り出張で家を空けている母さんの代わりに、様子を見に姉貴が家を訪ねてきた。
そう言えば……前に来たのは雨花が夕飯のお裾分けをしてくれた時だったな。
あの時一瞬しか会ってないのに雨花を気に入ったらしく、姉貴は声を弾ませながら俺に声を掛けてくる。
「…………」
「まさか……別れたの? 振られちゃった?」
何も言わずに目線を逸らした俺に、姉貴はカップに入れたお茶を差し出しながら真剣な表情で詰め寄ってくる。
「俺が振った」
「なんで! もったいないわよ、憂ちゃん! もしかして……憂ちゃんがお馬鹿過ぎるから浮気でもされた?」
「ちがうし! 他に好きな子が出来たっていうか……付き合ってみて合わなかったから」
さっきから姉貴の中で俺が悪いっていう前提で話がされているのが、どうにも気に入らない。
まさか、脱童貞の練習台で本気で付き合ってなかった……なんて、馬鹿正直に言えるはずもなく。
他に好きな奴が居るってことを伝えた。
雨花と別れてから何日も経ったある日。
いつも通り出張で家を空けている母さんの代わりに、様子を見に姉貴が家を訪ねてきた。
そう言えば……前に来たのは雨花が夕飯のお裾分けをしてくれた時だったな。
あの時一瞬しか会ってないのに雨花を気に入ったらしく、姉貴は声を弾ませながら俺に声を掛けてくる。
「…………」
「まさか……別れたの? 振られちゃった?」
何も言わずに目線を逸らした俺に、姉貴はカップに入れたお茶を差し出しながら真剣な表情で詰め寄ってくる。
「俺が振った」
「なんで! もったいないわよ、憂ちゃん! もしかして……憂ちゃんがお馬鹿過ぎるから浮気でもされた?」
「ちがうし! 他に好きな子が出来たっていうか……付き合ってみて合わなかったから」
さっきから姉貴の中で俺が悪いっていう前提で話がされているのが、どうにも気に入らない。
まさか、脱童貞の練習台で本気で付き合ってなかった……なんて、馬鹿正直に言えるはずもなく。
他に好きな奴が居るってことを伝えた。

