俺がプレゼントをしたことや、こうしてお返しをくれたことで俺たちがうまくいってるってアピールしようって訳だったんだけど……。
「で? その下心満載のブックカバーのお礼にこれを貰ったんだ」
あれ……?
ちゃんと勉強を教えてくれたお礼にって説明したのに、航平にはあっさり本心を見破られてしまった。
しかも、
「そうとは知らずに、雨花ちゃんはせっせと鬼畜憂梧の為にこうして手作りのクッキーなんか作って……。甲斐甲斐しいなぁ」
汰一には鬼畜呼ばわりされた上に、皮肉まで言われてしまう始末だ。
「まさか。こんな下心アリアリのプレゼントが憂梧の優しさだなんて言わないよね?」
「…………」
爽やかなのに目が全然笑ってない怖い笑顔を浮かべた航平に、思わず無言で首をふるふると左右に振ってみせる。
「で? その下心満載のブックカバーのお礼にこれを貰ったんだ」
あれ……?
ちゃんと勉強を教えてくれたお礼にって説明したのに、航平にはあっさり本心を見破られてしまった。
しかも、
「そうとは知らずに、雨花ちゃんはせっせと鬼畜憂梧の為にこうして手作りのクッキーなんか作って……。甲斐甲斐しいなぁ」
汰一には鬼畜呼ばわりされた上に、皮肉まで言われてしまう始末だ。
「まさか。こんな下心アリアリのプレゼントが憂梧の優しさだなんて言わないよね?」
「…………」
爽やかなのに目が全然笑ってない怖い笑顔を浮かべた航平に、思わず無言で首をふるふると左右に振ってみせる。

