雨花とちゃんと付き合いはじめて一週間。
けじめとして航平に、雨花が俺の計画を聞いたときのことを聞いとくことにした。
……案の定、航平と汰一にはバッシングされて、雨花に優しく庇われた。
これ以上奴らにいじられる前に雨花の手を引いて、いつもの帰り道を歩いてるワケだけど。
「あのさ……」
「うん?」
「嘘とか適当とかじゃないから」
「えっ?」
俺の中でずっと引っ掛かっていたことがあって、それを雨花に確かめたくて足を止めた。
じっと瞳を見つめる俺を不思議そうに見上げる雨花に、
「雨花の教え方が上手いって言ったのも、雨花の夢応援してるのも」
俺は真剣に訴えていく。

