「それでも憂梧くんがくれた言葉も笑顔も全部、嘘だってわかってても……嬉しかった。でも、同じだけ辛かった」
「最初に言った好きは嘘だったけど、他の言葉は嘘じゃない!……雨花と一緒に居て、一生懸命なとことか、優しいとことか知ったから」
だから、俺は本気で雨花を好きになってた。
気付くのが遅かったけど、知らない間に雨花に惹かれていた。
「一緒に居た理由は最低だったけど……雨花を想って言った言葉だから。嘘じゃない」
いつの間にか雨花の目は伏せられて、どんなに近くで見つめても視線は重ならない。
こんなにも拒まれることが辛いのはきっと、雨花が俺にとって大切だからだ。
どんなに傷つけたってわかっていても、手放したくないくらい……。
「……許されないくらい酷いことしたってわかってる。許されなくても本当の気持ちを伝えたいって……拒まれても仕方ないって思ったけど、やっぱり無理だっ」
「……っ!!」
視線が重ならないのがもどかしくて悔しくて、どうしようもない気持ちが溢れ出して雨花を無理矢理に引き寄せた。

