あんなに仲良しだったのに




私はやっぱり凜が気になって さやか達から離れて凜と練習をした。




凜はぎこちない笑顔を浮かべながら「ありがとう」って言った。




私は「ごめん」ってしか言えなかった。




凜が『傷ついてる』そんな事実から目を背けたかった。




でも、凜には自分しかいないから、これからはずっと凜と居ようって思った。




休憩のとき、2人で話していると優奈が来て「何しよるん?」って聞いてきた。




優奈の性格はおっとりして、天然なところがあった。




私達は「話しよるんよ」って答えた。




そうしたら、優奈が「ねぇ、樹那来て」って手をひっぱった。




優奈に連れて来られたのは、さやか達の所だった。




言いたいことは大体予想はついとった。




予想は的中真美が「なんで凜のトコに居るん」って聞いてきた。




真美の後ろでさやかが言わせとった。