「みぃちゃん!」 みぃちゃんと私を呼ぶこの声は優だ 平松 優 美雷が唯一素をさらけ出している親友 中学校生活で何があったのかも全部知っている 私の数少ない大事な友達 「優、おはよう」 笑顔で返事をする この笑顔も優だけに向けられる素の笑い方 「おはよぅ。スッゴく眠たい」 「うん。美雷も眠たい」 こんな他愛の無い会話を学校への行き道、ひたすら続ける