暁に出会ったあの日から、美雷は屋上に通い続けた

ちぃちゃんには暁に呼び出されていると言って毎日昼休みになると教室を抜け出した

そして今日も屋上に向かう

ガチャンとドアを開けると暁がすでに来ていた

「美雷、遅い」

「仕方ないじゃん!ノート写してたんだもん」

「授業中寝てるからじゃん。又赤点取るよ?」

「暁に関係ないし!」

こんなどうでもいい会話で毎日屋上で過ごしている

でも、いつの間にか暁と過ごす時間は気が楽だった

美雷をさらけ出すことができて