「…雷、美雷!」 はっと顔を上げるとちぃちゃんの顔がある 良かった、夢か 「美雷どうしたの?汗びっしょりかいてるよ」 「あ、大丈夫。ごめんね、少し風に当たってくる」 「美雷、待って…」 美雷はちぃちゃんの言葉を無視して屋上に向かった なんであんな夢を… もう、見たくないのに 思い出したくないのに 苦しい気持ちを味わうのは嫌だよ