「ただいまー!」




「梨乃さ、家に誰もいないのに
ただいまって言うの?」




「当たり前じゃん!家に言ってるの」






これが私の日課である。


そんな私を瞬はクスクスと笑う。




何がおかしいのやら。




「さぁて、夕飯でも作りますかー」



そしたら、また瞬が笑う。





「梨乃の料理って大丈夫なの?」