「卒業生代表の言葉、神崎瞬」










「はい」










俺はめんどくさいことに代表の言葉を
言う事になっている。






まぁ、てきとーに言ってりゃいいんだよ。










段の上に上がって言葉を発する。





梨乃を見ると泣いていた。










……だけど、俺の目線に気づくと涙を拭い、笑った。










全く、可愛いことすんなよ。