あれから1日たって、日曜日。




あたしは青山君が家に来ないかと心配でならなかった。




その日の朝、あたしは早く目を覚ました。




あたしが早く起きた理由は3つある。




青山君がうちまで来るかもしれないからと、胡桃と遊ぶ約束をしているから。




そして3つ目はというと……




「もうお前の夜遊びにはたくさんだ!娘をほっといて夜遊びか!ふざけるな!!」




「何よ!あなたの頭には加奈と仕事のことしか頭にないわけ!?」




いつものようにお父さんとお母さんが喧嘩をしている。




そう、理由の3つ目は親の喧嘩を聞きたくないからである。




もうこんな家やだよ…さっさと出て行きたい位だよ…




胡桃助けてよぉ…




あたしはあくびをしながら出かける準備をすると、玄関のドアを開けた。




すると誰かが玄関の門の前に後ろを向き座り込んでいた。




あれ誰かいる…??誰だろうこんな朝早くに…




あたしは恐る恐る覗いた。