ラスト・ラブ~私が愛したもの~

自分のせいで他人を犠牲にしたくない。




胡桃はあたしの大切な友達。




ごめん青山君。短い間だったけど楽しかったよ。




これも胡桃のためなの。




そのあとあたしは教室に戻りたかったが、戻りにくかったので屋上で時間つぶしをしていた。




―――――……





放課後。




あたしは教室に戻って鞄を取りに来た。




とにかく青山君に見つからないようにしなきゃ。




あたしはさっさと鞄に教科書などをしまった。




「あ、加奈ー」




あたしに気付いたのか、胡桃が駆けつけてきた。




「午後の授業サボってどこ行ってたの?」




「ごめんちょっとおなか痛くて保健室に…w」




というのは嘘でずっと屋上にいたんだけどねww




「春樹君ずっと加奈のこと心配してたよ?話しかけないの?」