ラスト・ラブ~私が愛したもの~

は?何それ。意味わからない。




そんなの自分勝手じゃん。なんで地味だからって青山君に近づいちゃいけないんだ。




やっぱ青山君の言った通りこの人たちは自分のことしか考えてないんだ。




「何で地味だからって青山君に関わっちゃダメなんですか?あたしはただ青山君と仲良くなりたいだけです」




すると他の女子たちが怖い顔であたしを睨みつけた。




「そんなこと言ってどうせ青山君を利用してるだけなくせに!」




「青山君を振り回すなんてサイテー!」




「はぁ?何であたしが青山君を利用しないといけないんですか!」




あたしはカチンときたので言い返した。




美里ちゃんはあたしの胸ぐらをつかんだ。




「おいてめぇ調子乗ってんじゃねーよ。とにかく春樹に近づいたらあんたがどうなるか分かんないよ?




あとあんたの友達の胡桃って奴も。春樹とあたしは愛し合ってるの。邪魔したら調子しねぇからな」




美里ちゃん達はあたしを突き飛ばして去って行った。




何あれむかつく!青山君は物じゃないっての!




でも青山君に近づいたら胡桃が危ないしなぁ…