ラスト・ラブ～私が愛したもの～

あたしには苦手なタイプの女子だな…




胡桃も苦手だって言ってたっけ…




すると集団のリーダーと思われる女子が青山君の腕を組んだ。




青山君は嫌そうな顔をしている。




「春樹ぃー♪待ってんだよ♪お昼一緒に食べよ♪」




「悪いけど俺加奈ちゃんと食べるから。あと迷惑だからこういうことやめてくれる？」




やっぱり皆の前ではちゃん付けするんだ…




「加奈ってこの子？こんな地味で貧乏そうな女よりあたしたちといたほうが楽しいわよ♪」




リーダー格の女があたしを睨みつけながら言った。




あたしは怖くて言い返すことができなかった。




すると青山君は振り払ってリーダー格の女をにらみつけた。




「うっとうしいから近づくな。あと加奈ちゃんを馬鹿にしたら許さないから」




そう言うと、青山君はあたしを引っ張って教室に入った。




今青山君あたしをかばってくれた…




なんか嬉しいかも。