「俺と一緒に行くよな加奈♪」




青山君は笑顔だったが、あたしには断ったら後でお仕置きだぞって言ってるように感じた。




「あ、はい行きます…ww」




「それでいいんだ♪おとなしく俺の言うことを聞いてればいいんだ♪」




青山君ってこんなにドSだったのか…




あたしは青山君に手を引っ張られながら学校に向かった。




―――――……




学校につくと、あたしと青山君が手をつないでいるのを見た女子達が騒ぎ出した。




「キャー!青山君だー!」




「ねぇ誰その女ーもしかして彼女!?」




「ええーあたし狙ってたのにー」




いや彼女じゃなくてただの友達だから…




青山君は女子の言葉を気にせずあたしを引っ張って歩いていた。




校舎の廊下にたどりつき、教室の前で派手な姿をした女子の集団が青山君を待ち構えていた。




この人たちたしか2年で派手なメイクや髪形をしてるって有名なんだっけ…