お父さんは浮気してるんだろうと



疑ったが、お母さんは真っ向から否定している。



浮気していないことをあたしは信じてる。



だって家族なんだもん。



だがあたしにも不満はある。



まあ今話した通りが原因で大喧嘩になっているのだ。



お父さんが帰ってきたらすぐ喧嘩から始まる。



まだお父さんは帰ってきてないか…



良かった…



するとお母さんが顔を出した。



「ああ加奈おかえり。悪いけどあたし友達と食事行ってくるから



ご飯適当に食べてくれる?」



「また友達と食事?たまには家族と過ごそうよ!



お父さんの気持ちわかってあげようと思わないの!?」



あたしは我慢の限界になり、はっきり言った。



「そうはいかないわよ。友達だって大事なのよ。



じゃあ行ってくるわね。遅くなるから先に寝てていいわ。」



そう言ってあたしの言葉も聞かずに出かけて行った。