ラスト・ラブ~私が愛したもの~

あたしは頭に血が昇って青山君を押した。




「やめてよ!いきなり初対面の人にそんなこと!!




なんなの!単なるいやがらせ!?そんな友達いらない!」




いきなりこんなことする何てサイテー!




絶対この男とはかかわりたくない!




近くにいてほしくない!




見た感じいい人だって思ってたのに期待して損した!




あたしは屋上から出ようとドアノブに手をかけた。




青山君は申し訳なさそうな顔をしてあたしの手をつかんだ。




「悪かった…まさかそんなに怒るなんて思わなかった。




俺はお前が気になってたってことは本当だ。




だから許してくれ」




青山君は下を向いて言った。