すると胡桃はあたしの前に出た。



「いえ一緒にいさせてやってください♪」



「ちょっと胡桃…!」



「じゃあまた昼に来るね。あ、クラス何組だっけ?」



「あたしと加奈は3組です♪」



胡桃は勝手に答えた。



ちょっと胡桃…



何考えてるの…



「あ、じゃあ俺と同じクラスだね♪また昼ね♪」



青山君はそう言って去っていった。



「ちょっと胡桃勝手に…!」



「いいじゃんこの学校の王子様からのお誘いだよ!?



仲良くなれるチャンスじゃんww」



確かにそうだけど仲良くなったら女子たちの仕打ちが酷く



なるかもしれないからあたしは関わりたくなかったのに。