資源回収を終えて、学校に戻ろうとしている途中のこと。 上ったり下ったりが多い細い道。 来たときは注意していたが、帰りに気が緩んだのであろう。 私は、自転車で派手に転んだ。 どこから落ちればいいだろうか。 自転車が倒れて身が投げ出されたとき、そんなことを考えた。 手を骨折すればそれこそサックスが吹けない。 そんな結論に至った私は、そこで地面に落ちた。 反射的に手が出ていたが、顔から落ちたようで唇が擦れ、唇の上がパックリと切れていた。 膝も擦りむけていた。