どうしよう.....。
「あのさ、
もし私がその上野彩音って
いう子だとして、
なんでそれが分かるの?」
「だって顔が同じなんだもん。」
はぁ?
なんで顔が同じだって分かるの...。
あんな変装してるのに。
「もー否定しても無駄。
分かってるんだからー。
ちゃんと写メあるよ?
ほら。」
そう言って有村クンは
スマホを取り出し、私に見せる。
「.........っは?
何撮ってんの!?盗撮だよ盗撮!」
そこには、
私が今日、がっこうを早退して
車に乗ってる写真と降りてる写真が
あった。
乗る時は変装してて、
降りるときは普通の姿だから
もーバレバレ。
「んふふー。
だって可愛いーんだもん。
好きだよ。
茜ちゃんも彩音ちゃんも。」
「え......?
冗談でしょ?? アハハハハ....。」