「疲れたー」

やっとヒヨリと寮に帰る

「お疲れー」

皆が出迎える

「はいはい!」

ミナミが手をあげピョンピョンする

「なんだよ」

おいヒヨリ、突っ込めよ

「あのね、あのね。明日さ、どっか出かけようよ!」

明日は授業は無いし

いい案だと思うが、

「残念だが、仕事があるんだ」

「ぶー」

仕方ないだろ

ミナミが頬を膨らませる

「お前ら3人で行ったらどうだ?」

ヒヨリはいつもそうだよな

まあ、良いと思うけど、

「あ、なんならさ。いつもそうだからゼロとヒヨリが行ったら?」

久しぶりにミウが口を開いた気がした

「そうだな、最近仕事ばかりだし、気休めに行って来いよ。2人の仕事は俺がどうにかしてやるよ」

「うん!行っといでよ」

リュウとミナミがそう言うなら…

「俺は良いと思うけど…」

さっきからしかめっ面のヒヨリに目をやる

「そうだな、たまには良いんじゃないか?」

ふー

ヒヨリに反対されると厄介だからな