「どういう事だ‼」

ミシッと叩いた机から嫌な音がなる

「叩くなら机じゃなく、そのアホな理事長の顏を叩け、ゼロ」

長い黒髪を掻き上げながらヒヨリが理事長を睨んだ

「そう2人共怒らないで、まだ決まった訳じゃないからさ」

理事長は、俺達をどうにか宥めようと必死だった


「そんなこ…」

「よくそんな呑気な事言ってられるな、あいつらの御蔭で何人この学園の生徒が殺されたか、分かってるのか⁈」

俺が言おうとした事を…

「まあ、君達がそう怒るのも仕方ないよね」

理事長は溜め息をついた

「この学園の生徒達を何人も犠牲にしたやつらが、この学園の生徒の中に紛れこんで居るなんてね」

そう、今まで俺達の学園の生徒達を何人も殺し続けたやつらが居る、俺達はそいつらを始末しながら学園生活を過ごして居た。
だが、そいつらがこの学園の生徒に成りすまし紛れ混んで居ると言う事が今日発覚した。