光が収まると、彼女は立ち上がり私を睨み付けた。
「何やってるのよ!屋内待機って言われたでしょ!」
その声は、泣くのをこらえているように震えていた。よく見ると、きつく握りしめた手も振るえている。
「あの、おくないたいきって何?」
おずおずと聞くと、力が抜けたようにしゃがみこむ。
「あのね、屋内待機は建物の中でじっとしていなさいってこと。さっきのは、ルーン王国から飛んできた攻撃魔法で、もしそれが落ちたらこの国無くなってたかも知れないんだよ。」
「えええっっっ!!!」
「でも大丈夫。騎士隊の人や国王様たちが消してくれたから。」
なんだ、よかったー。とホッとしたら、
「帰ったら、私たちは怒られるけどね。」
「なんで!?」
「あんたは勝手に城を抜け出して行方不明だったし、私はそれを聞いて学校を飛び出してきちゃったし。」
「そっか、ごめんね…。」
しゅんとして謝る私に、彼女は手を差し出した。
「仕方ないよ。一緒に帰って、一緒に怒られよう?」
「! うんっ!」
私たちは仲良く手を繋いで城へ帰った。
もちろんその後は、思い出したくも無いくらい怒られたけど……。

