部室のドアに手を当て、軽く押すと
すんなり開く。

それはそうだ。
だって、部室の鍵は常に開いている。

不用心とか、言いたいならご自由に。


てか、この部室、取るもんないし。
それに、僕らが居るときは遥が結界張ってるし。


まぁ、とりあえずここは平和だ。


ただ、僕は平和と言うものになれていない。
幼い頃は、ほぼ毎日訓練を受けていた。

そう、例えば刀の使い方や札の貼り方。

あとは………拷問の対処法?みたいなのとか。

と、いうより慣れさせるみたいな。




自由だったのは東夏と過ごした2ヶ月だけだ。





まぁ、だからこそいい(?)思い出になってるのかもしれないけど。



まぁ、そんなこんなで色々あって、



だから、平和なんて程遠いと思ってて。


なのに、今はこんなにも近くにある。

だから、なにをすればいいのかさっぱりだ。

だから僕の頭ではこうなってる。
自由=暇


ようするに、することがなくて、暇だ。

と、いうこと!

「早く………来ないかなぁ」