誰もいないらしく学校は静かだった。 当たり前。うん、当たり前。 ちなみに部室は3階にある。 そこまで階段。 階段を上る音だけが聞こえる。 なんだか、寂しくなる。 ん?寂しい? あれ?なんで? 一人なんていつもの事じゃん。 慣れてるだろ? まさか、遥たちといれて楽しいのか? なんてゆうか、複雑な気持ちだ。 「はぁ………」 そして、朝から大きなため息をついた僕は、少しばかり急ぎ足で階段を上った。