「で、本題いいかしら?」
零さんが話始めた。
「なんですか?」
僕は訪ねる。
「分かってて聞いてるでしょ?」
嫌みたっぷり。
「何となくはね、」
答える。
と、言うか、ほぼ確実に決まってる。
零さんが部室に来たとき、手に大量の資料が入ってると思われる、ドデカいファイルを持っていた。
そう、その中は多分
「「任務」の紙。」
紙をつけたのは僕だが、
だいたい零さんとかぶった。
「やっぱりわかってたのね、」
ため息混じりで言った。
「だって、零さんが部室に来る時ってだいたいそうじゃん、」
答えてやった。
「あ、あのぉ、タメ口なんですか?」
雰囲気がものすごく変わった柴鬼が言った。
「いいんだよ。だって俺らは零さんより強いからな。」
すると青気が当然、みたいな言い方だった。
もちろん、零さんは悔しそうな顔だった。
それを見た遥がクスクスと笑っている。
見てる方は零さんに同情したくなる。
この話はもうやめたい。
零さんが可哀想。
まったく、遥はやりすぎなんだよ。
よし!割り込もう(笑)
こう考えた僕は
「ま、そうゆう事で任務決めようよ、」
と、言った。
意外なまとめ役なんだな(笑)

