「私は、いいから、走って」
香奈は、愛実の手を掴んだ。
「愛実を一人にしない。私もいる!」
ゾンビは、息切れしている。バカだった。
陽希を呼ぼうと思ったがゾンビ一体簡単だと思う。武器なるものを探した。
「愛実、これ使って」
香奈が出したのは、ナイフだった。
「何で、持ってる?」
ゾンビがまた、走って来た。5メートルまで走るとまた、息切れしている。やっぱり、バカだった。
「早く、ゾンビが来るよ」
また、ゾンビが走って来る。そして、飛び込んでくる。愛実は、震えている。
「愛実!」
香奈を守らないと。
愛実は、構えた。
「ハルラゼルム」
愛実をが持っているナイフが形を変えた。そして、ゾンビは、吹き飛んだ。ナイフが槍になっていた。
「何これ?ナイフから槍になった!?」
「愛実。また来たよ」