「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、優叶、落ち着こっ!」



「今一番落ち着かなきゃなんないのは佳歩だろ。」


…たしかにそうだけどっ…!!!!


あたしはっと一歩後ろへと下がる。


「ゆ、優叶、あたしはたしかに優叶のこと好きっていったけど…


その、なんというか、こーゆーことはもう少し、後にするんじゃないかなーっ…」



「もう少し後って、俺はもう4年も待ったんだけど。」


そう言って優叶はあたしのあけた一歩分をつめてくる。