そして、4年前、 「佳歩。 あの約束、覚えてるか?」 私たちが、約束を交わした場所。 「覚えてるよ、ちゃんと。」 夜の海、あたし達はあの頃のように、堤防の上に座った。 「そっか。」 優叶がそう呟くと少しの沈黙があたし達を包んだ。