そういって奏斗に向き直る。 「ではでは、あとはカップル同士でごゆっくりっ!」 伊織の背中をポンッと押す。 「ちょっ、かほっ!・・・」 「じゃぁね~」 そんな伊織をよそにあたしは笑顔で手を振りながら玄関を閉める。 ちょっとひどいと思うけど、これも伊織のためっ!