「んじゃ、悪いけどこいつパクってくから。」 そう言って伊織を連れ出しはじめる奏人。 …ん? それにしても… 「奏人、先生にでも頼まれて来てるの?」 そう、いくら友達でもそこらの少女マンガじゃないんだから奏人が伊織を追いかけてくる必要はない。 「いや、なんもいわれてねーけど。」