「そっか。 それなら、よかった」 そういってあたしはそっと悠斗の手にチケットを渡す。 「じゃあ、もういってあげて、十香さんのとこに。 それと、 好きになってくれてありがとう。 幸せになってよねっ」 本当の気持ちと・・・ 少しの、嘘。