「早いね、あたし、時間指定なんてしてないのに。」



海を見ながら砂浜に足を伸ばして座っているあたしの愛おしい人。



「佳歩・・・」



「おはよっ、”悠斗”」




「はいっ」といってあたしは途中に買ったオレンジジュースを悠斗に差し出す。