海を離れて数分。 もともとあまり海から離れていない距離に家があるため、あっという間に家についてしまった。 「今日はありがとね それと、あたしがいないからって自暴自棄になったりしないでね?」 「誰がなるかよ とりあえず、頑張ってこいよな 後悔したままあ帰ってきたら許さねーから」 そう言って優叶は悪戯っぽく笑ってみせた。 「なんとか頑張ってくるよ それじゃ、またね ”九条先輩”!」 「うっせーよ」 そう言って優叶は来た道を戻っていった。