「やっぱ、きた。」 いつもの堤防の上。 あたしと同じ学校の制服を着た彼はこっちを振り向いたあとに「おそい」とだけいった。 いつだって、あたしが会いたいとき、 君は、決まってここにいる。 だからあたしは、この"海"に来ることを決してやめられない。 「来てあげたんだからそれで満足しなさい、バカ優叶。」