【優叶side】 「あたしは、返信したよ。」 目の前で海を見ながらつぶやく彼女の横顔は、あまりにも綺麗だった。 まるで、この場所だけ音が遮られたかのように風や鳥達は音を立てることをやめた。 はじめてあったあの日から、彼女には何かがあると確信していた。