「いるわけ…ないよね。」 あの日以来、ここに来るのは初めてになる。 本当は行きたい気持ちもあったけどこれ以上優叶と関わっていいのかわからない自分がそれを止めていた。 まるで… 悠斗に初めてメールを送る時のような気持ちになる。 でもいつだってあたしはその境界線を越えようとしてしまうのだ。 それが決して正しいだなんてわからないのに…