「なに…」 ぶっきらぼうに答えるあたしを関係なしにお父さんは答える。 「下に布団が敷いてある。 今日は早く寝ろ」 ……この人に、感情っていうものは存在するのかな 正直、呆れた。 引越し前夜にもなってあたしのことなんて一切気にかけているような素振りを見せない父。 本当は今だって少しは期待してた。 あたしの気持ち、少しはかんがえてくれてたのかなって。 でも、そんなの最初からありえるわけがなかったんだ。 ――――――一体、あたしはこんな人のどこに期待していたんだろう。