今日から高校生。


同じ高校に受かった明日香と、電車に乗り私達の高校へ向かった。

今日から通う学校は、校庭には大きな桜の木があってとてもキレイだった。


外に貼り出されているクラス表を見て教室へ向かった。


明日香とは違うクラスだった。


1年5組、席は真ん中の前から3番目。


隣の人はまだ来てないようだ。


そんなことを考えていると突然後ろの子に声をかけられた。


「友達にならない?うち小林友里っていうんだけど、」


その声の主は《小林友里》だった。


「うち、最近引っ越してきたばっかで友達いないんだよ。だから友達になろう。」


「いいよ。うちもこのクラスに、知ってる人いなくて。」


と話をしていると、隣に誰かが座った。


友里と同時に彼を見た。


背は170㎝程で、茶色で短い髪。


他の人から見ればかっこいいのだろう。