大切なもの







「悪かったよ。もう恋華には迷惑かけねえよ。じゃあな。」



そう言って席を立って店から出ていった。



あれ?


なんか素直?



まあ、とりあえずもう誰も怪我する心配ないと思うし。



大丈夫!!……だよね?



「拓夢先輩ってあんな素直だっけ?」



今までずっと黙ってた明日香が口を開いた。



やっぱそう思うよね。



「素直……じゃなかった。」



だよねとため息をつく明日香。



ここで疑ってもなんの解決にもならない。



なら信じよう。