あ~~詰まんないと友里は叫んでいる。



3年生の教室の方を歩いていたときだった。




突然腕を掴まれて


「おい!!」




と呼ばれた??






聞きなれた声。


懐かしい声。


昔よく聞いた声。







振り向くとそこには幼なじみの拓夢がいた。





「恋華だよな?」





会えたことがとても嬉しかった。



何故ならこの高校に入った理由は烈と同じ高校に行きたいというのもあったけど、もうひとつあった。




それは私が拓夢のことが好きだったとき………



拓夢がこの高校に行くことを聞いた。



「それでうちもいきたい。」



と言ったのが始まりだったのかもしれない。



というか、嘘はつけないから、入ったのほうがあってるかもしれない。



「たっくん……。」







私は昔から拓夢のことをたっくんと呼んでいた。





「たっくんはもうやめようぜ…。拓夢でいいよ。後輩に言われるのやだけど………」







「またそーゆうぢゃん!!前もそうだった。てか、まだ彼女と仲良くしてるの?」







私と拓夢はちょっとだけ付き合っていた。




別れた理由が好きな人ができたから。
だった。