「何の音だ?」 担任が、話していた言葉を切って、首を捻る。 「…?」 ズルズル…… ガッ…… ゴンッ…… ズルズル…… 「~♪死んで…♪~欲しい~♪……あなたが……♪」 いつか、聞いたことのある歌詞が、廊下から響く。 その声は、段々明確になって行く。 「愛を語るより~♪愛を示して~♪…♪」 この歌詞は、まさか……アイノウタ? そんな。 まさか。 アイノウタを聞いたのは、梨沙。 この声も、どう聞いたって、梨沙の声。