アイノウタ~呪われたラブソング~




いつの間にやら、眠ってしまったようだ。



真っ暗な背景と、目の前にある大きな建物は…


『学校?』



どうやら学校のようで、その扉はぽっかりと口を開けていた。



恐らく、これは夢。



夢であればいい、という願望でもあるし、夢じゃなければおかしい、という思いもある。



なぜか、行かなくちゃという思いで、ぽっかりと開いた扉の中に入って行ってしまう。



靴は、気が付けば上靴になっていたので、そのまま歩く。



何時もの教室に入れば、そこには背を向けた梨沙が立っていた。



『梨沙…?』



声をかければ、梨沙はゆっくりと私の方を見た。



その両手に大事そうに抱えられていたのは___



『あ、あぁ…それ、は……』



『うふふふ…これは、あたしのもの』




見慣れたあの人の……頭部だった。




大事そうに頭を抱え、額から後頭部、後頭部から耳、そして無残に切り取られた首元までを撫で上げて行く。



その頭は______のものだった。




夢は、ふっと途切れた。