「美紅………美紅……どうしよう、あたし…あたし…呪われちゃったの……?」
SHRが終わってすぐに、梨沙は私に話しかけてきた。
どうしよう?
そんなの。
私に聞かれても分かるわけがないでしょ?
それに…見えることが呪われたということなのなら。
「私も…呪われた…?」
足がすくむ。
そうか、呪われたのか。
…なら、なんで今でも、あの女は私にキイテキイテと言ってくるの?
「え?」
私の声は小さかったのか、梨沙が聞き返してくる。
「なんでもない。それより、梨沙…呪われたのかどうか、私にはわからない。だから、調べてみたら?」