聴いたらどうなるかなんて、知らない。
何かが起こるかどうかも分からない。
それでも、行動しなきゃ何も起こりようが無いでしょ?
「翔吾、ずっと、そばにいてね?」
何と無く。
翔吾が何処かに行ってしまうのが怖くなった。
どこにもいかないのに。
きっと、昨日のパソコンで有ったことが、私を不安にさせてる。
信じてない。
もう、気にしてない。
思ってるのに。
「バーカ。お前置いて、どっか行けるわけないだろうが。人一倍さみしがりのくせに」
にっと笑って、私の頭をくしゃっと撫でて。
私の不安を、まるでほこりを飛ばすように、簡単に消し飛ばしてしまった。

