私の近くには、アイはいません。



でも、アイノウタを知っている以上、死ぬまでにもう一度、アイに会う機会があるでしょう。




そして、私の近くにアイがいないということは、アイノウタを知っている人が他にも居て、その人の所にアイがいるからでしょう。



それは、私の書いた『アイノウタ』を読んで、アイノウタを知った人かもしれません。





さぁ、周りを見渡して見てください。



あなたの周りに、アイは居ませんか?



もしかしたら、数日の内にあなたの元にアイが行くかも。



興味本位で、アイノウタを聞いてはいけませんよ。



呪いからは、誰も逃れられないのだから。



あなたも、私も。





完.